【オレ様リーマンの非ジョーシキ恋愛入門130】約半年間、爆速でフッたりフラれたりを繰り返した必死すぎる婚活経験を生かして、なぜか上から目線で本音の恋愛論を語ります。ちなみに普段は、どこにでもいそうなただのアラサーリーマン。
職場の20代前半の女性から、よく恋愛相談される。
彼女は最近、誕生日を迎え、彼氏とデートしたらしい。
そのデートが散々だったそうで…。
◆気が利かなすぎるまず、彼は店の予約をしていなかった。
週末、土曜日の繁華街だったので、いい店は空いていない。
なので、仕方なくチェーンの居酒屋に入ることになってしまった。
「付き合って初めての誕生日がこれでは…」
すでに彼女は機嫌を損ねていて、その態度を隠しきれなかったらしいのだが、彼が
「もう一軒、バーにでも行かない?」
と言うので、行くことにした。
きっとプレゼントでも渡すつもりなのだろうと思って。
だが、ここでもまた彼はしくじった。
自分から誘っておきながら、次に行く店を何も考えていない。
それどころか、「ここよさそうだよね」と言うだけで自分から店内に入らないので、結局彼女が店に入って「二人なんですけど、空いてますか?」などと聞く羽目になった。
さらに機嫌が悪くなった彼女は、もうほとんど話さなくなってしまった。
しかも期待していたプレゼントも出てこない。
さすがに異変を感じた彼は、気まずさを取り繕うようにやたらと多弁になっていたそうだが、そこで地雷を踏んでしまった。
「年を取ると、誕生日ってうれしくなくなるよね」
明らかに、今言ったらヤバい言葉だ。
我慢の限界に達した彼女は、彼を置いて帰ってきたそうだ。
◆我慢を勧めてきた誕生日デートの前から「彼は気が利かない」という愚痴は聞いてきた。
そのたびに、オレはこんなことを言った。
「いや、でも、気が利かないってことは、チャラくはないってことだよ。
浮気の心配もないし。
それに、初めて付き合ったんだから仕方ないよ」
そう、彼にとって彼女は生まれて初めてできた彼女だったのだ。
その他、彼と会ったことはないが、仕事は真面目にしてそうだし、会社や職業から察するに給料が良さそうだとも話していた。誕生日デートのときはさすがにフォローしきれなかったので、「もうムリかなぁ…」と思っていた。
◆逆転の謝罪二日後、なぜか彼女は上機嫌だった。
そして彼からの謝罪のLINEがあったと話してくれた。
「この前は、せっかくの誕生日だったのにお店の予約をしてなかったり、いろいろ気が利かなくてごめん。
女性と付き合うのは初めてだから、至らない点はたくさんあると思う。
そんなオレと一緒にいてくれて、本当に感謝してる」
みたいな内容だったとのこと。
数日後、ちゃんと店を予約して、プレゼントも準備した彼とのデートは非常に楽しかったそうだ。
◆気が利かない男の勧めこの話で言いたいのは、要するに「気が利かない男のほうがいいよ」ってことだ。
ちょっと考えてほしい。
女性は普通誘われる側だが、仮に男性を誘う立場になったらどうだろう?
待ち合わせはいつどこにしたらいいか、お店はどうしたらいいか、男性が好きなものってなんだろうか、嫌いな食べ物はないか…相当悩まないだろうか?
デートのプランを考えるのは難しい。
付き合ったことがなければ、なおさらだ。
逆に言うと、気の利いたデートができる男性のほとんどがチャラい。
だがそれでは、付き合いたてはよくても、後々浮気などの問題が起こる可能性は高い。
もう一つ、オレは思う。
「女性の扱いに慣れている」
「女を喜ばすことをしてくれる」
そういうのはなんだかんだ好意的に見なされるように思う。
オレから言わせれば、どうでもいい。
恋愛経験が多ければ、その程度のことはできるようになる。
性格が終わってる男であっても…、いやむしろそういう男ほど上手い。
飽きたら平気で捨てられるから、付き合うまでの過程は上手くなるわな、そりゃぁ。
そんなことより、気が利かない自分を認めて謝れるとか、彼女への感謝を言葉にできる、先述した彼のような男性と付き合うほうがよくないか?
イライラするからこそ、感動する出来事もある。
ぶつかって、離れて、歩み寄って、お互いの心が近づいていく。
そもそもさぁ、オシャレな店に連れて行ってもらうとか、うれしいことを言ってもらうとか、いつまでも続くわけないんだよ?
人はみんな違うんだから、どこかしらですれ違いが生まれる。そうなれば、我慢しなきゃいけないこともあるし、言いたくないことも言わなきゃいけない。
男の品定めばかりしている女性の大半が、恋愛の都合のいい部分だけ見ようとして、薄っぺらい付き合いと別れを繰り返してるように見える。
もういい加減、そういうのやめにしないか。
ライタープロフィール
オレ様リーマン
「32歳で結婚する人に出会う」と占い師に言われたことをきっかけに、婚活と名の付くものは片っ端からやってみて、約半年で運命の女性と出会うことができたアラサーリーマン。膨大な婚活経験を生かして、本音の恋愛論を語ります。
引用URL:http://woman.excite.co.jp/article/love/rid_Cocoloni_540790/
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