目次・▼喘息はアレルギー原因で起きるのが一般的・▼喘息とアトピー性皮膚炎は関係がある?・▼喘息を酷くしないために家庭でできることは?・・▼アレルゲン検査についてsource:https://www.shutterstock.com/子どもの病気として知られている喘息(ぜんそく)ですが、正確な知識や情報がないままに、周囲の意見や情報を鵜呑みにしがちではないでしょうか?今回は、喘息に詳しい仁友クリニック院長の杉原徳彦先生に、喘息とはどんな病気なのか、なにが原因なのか、など詳しく説明していただきました。
▼喘息はアレルギー原因で起きるのが一般的まず、喘息はなぜ起きるのか、どんな病気であるのかを先生にうかがいました。
Q1:そもそも「喘息」とはどういう病気なのでしょうか?東京・中野坂上仁友クリニック杉原徳彦先生喘息の原因の多くはアレルギーです。
アレルギーなどによって気管支の粘膜が炎症で腫れあがってしまい、その中で痰(たん)が産生されて、それで空気の通り道が狭くなって呼吸困難になり、ゼエゼエとなってしまう病気です。
Q2:喘息はアレルギーの病気と考えて良いのですね?要因はそれだけではありません。
蓄膿症や鼻炎など鼻の病気が関与していることもあります。
喘息と思われる症状があるときは素人判断せずに、必ず病院で診断を仰いでください。
Q3:気管支喘息、小児喘息などいろいろな名前があるようですが、これは同じものをさしているのでしょうか?お子さんがなっている気管支喘息を「小児喘息」といっています。
source:https://www.shutterstock.com/▼喘息とアトピー性皮膚炎は関係がある?喘息の話になると、ときどき話題になるアトピー性皮膚炎との関係についても、正しい知識を教えていただきました。
Q4:アレルギーといえば、アトピー性皮膚炎と喘息は、関係があるのでしょうか?両方ともアレルギー性疾患なので、併発するケースは多いです。
Q5:アトピー性皮膚炎と喘息の症状には関連性があるとときどき聞きますが、実際にはどうなのでしょうか?両方ともアレルギー性疾患なので、関連することはあります。
アトピー性皮膚炎の症状が重い人が喘息の症状も重くなることはありますが、常にそうであるとは限りません▼喘息を酷くしないために家庭でできることは?喘息は、発作が起きる度にお医者さんに行ったり薬を飲んだりしなければなりません。
喘息が酷くならないように、親としてできることについて伺いました。
Q6:喘息に対して、早めに手を打つことはできるでしょうか?ハウスダストアレルギーに注意しておくことが重要だと考えます。
ハウスダストアレルギーを持っている方は、症状の有る無しは関係なしに、慢性鼻炎になる可能性があります。
それを放置しておくと将来喘息になる場合があります。
source:https://www.shutterstock.com/Q7:ハウスダストのアレルギーはどうすればわかりますか?喘息の症状が出ていなくても、花粉症、アトピー性皮膚炎などアレルギーの疑いがあったら、アレルゲン検査をしたほうがいいです。
そこでハウスダストのアレルギーがあった場合は、鼻炎の治療をについても医師と相談しておいたほうがいいと私は考えます。
アレルギーがあると検査結果が出ても、必ず鼻炎の症状が出るわけではなく、症状のない人に「薬を使いなさい」というのは難しい話です。
しかし、鼻炎も喘息も、悪化して粘膜の腫れが酷くなってからでは、薬で元に戻すのが大変です。
だから先に薬を使って悪くしないことが大事だと考えています。
▼アレルゲン検査について杉原先生がお話の中で勧めている、アレルギー体質かどうかを調べるアレルゲン検査は、皮膚科、耳鼻咽頭科、内科、小児科などで受けることができます。
子どもの場合は小児科で「アレルギー検査がしたい」と相談しましょう。
アレルゲン検査の種類アレルゲン検査には種類があります。
大きく分けて、2つのタイプがあります。
・血液を採取して行うもの・皮膚にアレルギー物質を付着させて反応を見るもの0歳〜3歳児の場合、血液採取は子どもが嫌がって難しい可能性もあります。
一方皮膚の検査は、直接アレルギー物質に触れるのでショックを起こす危険性もあります。
どのテストを受けるかは、お医者さんとよく相談をしてください。
アレルゲン検査の費用血液を採取して行う検査としては、食物や花粉へのアレルギーを調べる「血中抗原特異的igE抗体検査(RAST)」があります。
この検査で代表的なアレルギー原因物質について調査する場合、健康保険を使って3割負担で数千円程度です。
皮膚にアレルゲンのエキスをつけて調べる「スクラッチテスト」の場合は、より低価格からできるので病院で相談してみてください。
杉原先生のお話にあるように、喘息はアレルギーが原因で起こる場合が多いので、花粉症やアトピー性皮膚炎の症状が見られるときは、喘息になる可能性があります。
小児科で早めに相談しましょう。
次回は、「喘息を治療する方法」について、引き続き杉原徳彦先生に教えていただきます。
※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。
また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。
個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。
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▼喘息はアレルギー原因で起きるのが一般的まず、喘息はなぜ起きるのか、どんな病気であるのかを先生にうかがいました。
Q1:そもそも「喘息」とはどういう病気なのでしょうか?東京・中野坂上仁友クリニック杉原徳彦先生喘息の原因の多くはアレルギーです。
アレルギーなどによって気管支の粘膜が炎症で腫れあがってしまい、その中で痰(たん)が産生されて、それで空気の通り道が狭くなって呼吸困難になり、ゼエゼエとなってしまう病気です。
Q2:喘息はアレルギーの病気と考えて良いのですね?要因はそれだけではありません。
蓄膿症や鼻炎など鼻の病気が関与していることもあります。
喘息と思われる症状があるときは素人判断せずに、必ず病院で診断を仰いでください。
Q3:気管支喘息、小児喘息などいろいろな名前があるようですが、これは同じものをさしているのでしょうか?お子さんがなっている気管支喘息を「小児喘息」といっています。
source:https://www.shutterstock.com/▼喘息とアトピー性皮膚炎は関係がある?喘息の話になると、ときどき話題になるアトピー性皮膚炎との関係についても、正しい知識を教えていただきました。
Q4:アレルギーといえば、アトピー性皮膚炎と喘息は、関係があるのでしょうか?両方ともアレルギー性疾患なので、併発するケースは多いです。
Q5:アトピー性皮膚炎と喘息の症状には関連性があるとときどき聞きますが、実際にはどうなのでしょうか?両方ともアレルギー性疾患なので、関連することはあります。
アトピー性皮膚炎の症状が重い人が喘息の症状も重くなることはありますが、常にそうであるとは限りません▼喘息を酷くしないために家庭でできることは?喘息は、発作が起きる度にお医者さんに行ったり薬を飲んだりしなければなりません。
喘息が酷くならないように、親としてできることについて伺いました。
Q6:喘息に対して、早めに手を打つことはできるでしょうか?ハウスダストアレルギーに注意しておくことが重要だと考えます。
ハウスダストアレルギーを持っている方は、症状の有る無しは関係なしに、慢性鼻炎になる可能性があります。
それを放置しておくと将来喘息になる場合があります。
source:https://www.shutterstock.com/Q7:ハウスダストのアレルギーはどうすればわかりますか?喘息の症状が出ていなくても、花粉症、アトピー性皮膚炎などアレルギーの疑いがあったら、アレルゲン検査をしたほうがいいです。
そこでハウスダストのアレルギーがあった場合は、鼻炎の治療をについても医師と相談しておいたほうがいいと私は考えます。
アレルギーがあると検査結果が出ても、必ず鼻炎の症状が出るわけではなく、症状のない人に「薬を使いなさい」というのは難しい話です。
しかし、鼻炎も喘息も、悪化して粘膜の腫れが酷くなってからでは、薬で元に戻すのが大変です。
だから先に薬を使って悪くしないことが大事だと考えています。
▼アレルゲン検査について杉原先生がお話の中で勧めている、アレルギー体質かどうかを調べるアレルゲン検査は、皮膚科、耳鼻咽頭科、内科、小児科などで受けることができます。
子どもの場合は小児科で「アレルギー検査がしたい」と相談しましょう。
アレルゲン検査の種類アレルゲン検査には種類があります。
大きく分けて、2つのタイプがあります。
・血液を採取して行うもの・皮膚にアレルギー物質を付着させて反応を見るもの0歳〜3歳児の場合、血液採取は子どもが嫌がって難しい可能性もあります。
一方皮膚の検査は、直接アレルギー物質に触れるのでショックを起こす危険性もあります。
どのテストを受けるかは、お医者さんとよく相談をしてください。
アレルゲン検査の費用血液を採取して行う検査としては、食物や花粉へのアレルギーを調べる「血中抗原特異的igE抗体検査(RAST)」があります。
この検査で代表的なアレルギー原因物質について調査する場合、健康保険を使って3割負担で数千円程度です。
皮膚にアレルゲンのエキスをつけて調べる「スクラッチテスト」の場合は、より低価格からできるので病院で相談してみてください。
杉原先生のお話にあるように、喘息はアレルギーが原因で起こる場合が多いので、花粉症やアトピー性皮膚炎の症状が見られるときは、喘息になる可能性があります。
小児科で早めに相談しましょう。
次回は、「喘息を治療する方法」について、引き続き杉原徳彦先生に教えていただきます。
※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。
また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。
個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。
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